週末に、アルペン芦山の例会で、比良山系の白滝山、打見山を歩いてきました。
JR堅田駅からバスに乗って約45分の坊村がスタートです。
今回はほとんどが沢沿いを歩くコース。
轟々と流れ落ちる沢の音や、岩をおおう瑞々しい苔を楽しみながらの山歩きでした。
でも、山道はなかなか厳しくて、
林道を外れて白滝山へと向かう道はいきなりの急登。
それが延々1時間半も続きます。
このところの雨で山は水をたっぷり含んで
登山道の途中には石清水が。
喉を潤そうと近くによると、スーッと冷たい空気に包まれて
あたりに清浄な気が漂っているような感じがします。
ちなみに、この後ろ姿の女性は御年74歳……
……にして、つい最近、ネパールの6000m峰にチャレンジされたんです。
私なんて足元にも及ばない気力、体力、筋力の持ち主。
こんな方が山の会にはたくさんおられるので
私もがんばろうと、すごく刺激になります。
「わさび大滝」。右側に細い滝も見えます。
わさび大滝から少し進んだところにある「わさび天井滝」。
名まえからしてこのあたりではわさびが栽培されていたのかもしれませんが
その痕跡は見当たりませんでした。
白滝山山頂。
ここでお昼休憩をとるも、虫がまとわりついてきて、
私は首の両側二カ所と、おでこを三カ所も刺されました。
腕や脚元には虫よけスプレーをしているんだけど、
顔周りはあまりつけたくないので、
そこを狙われたんですね~。
山で虫にさされると、毎回ひどく腫れて痒みも強く
1週間くらい治りません。
帽子の上からかぶる虫よけネットを絶対に買うぞと
強く決意しました。
夫婦滝。
比良は歩く人が少なくて、道も荒れているうえ、
増水した川の渡渉にも手間取ったので、
予定よりずいぶんと時間がかかってしまいました。
そのうえ、お天気が怪しくて、午後2時ごろになるとあたりは薄暗く、
歩きながらなんとなーく不安な気分になってきます。
そのため、当初JR志賀駅まで歩いて下りる予定だったのを変更し、
打見山からロープウェイとバスで下山しました。
途中で見つけた孵化途中のセミ。
羽根の先端が、青い蛍光色をしていてとてもきれいでした。
これはツチアケビ。
花の形は蘭そのものだけど、腐生植物の一種で、
葉がなく、地面からいきなりにょっきりと突き出しています。
こんな珍しい植物を見られるのも、山深い比良ならではかもしれません。
この日の活動時間 6時間、活動距離7.6km。
高低差 808m 累積標高 上り 1348m/下り703m でした。