先週末、南アルプスの甲斐駒ケ岳に登ってきました。
5月から始まったアルペン芦山の登山セミナーを締めくくる終了山行です。
前日は仙流荘という旅館に泊まり、
翌朝、旅館の前を出発する林道バスに乗って登山口の北沢峠まで行きます。
仙流荘にはそれほど宿泊客がいるように見えなかったのに、
朝5時には、すでに150人を超えるバス待ちの行列ができていてびっくり。
近くの河原にたくさんの車が並んでいたので、
テントや車中泊で夜を明かした人たちなのかも。
バス会社も心得ていて、予定より早い時間から何台ものバスを出して搬送してくれます。
登山口の北沢峠。
ここですでに標高2030m。
空気はひんやりしてるけど、薄手の山シャツで十分。
下界と同じく今年は高山も気温が高いみたいです。
今回のメンバーは女性3人、男性2人。
うち、男女各1名がリーダーとサブリーダーです。
歩き始めて2時間余りで樹林帯を抜け、背の低いハイマツ帯へ。
写真の奥に見える白っぽい山が、目指す甲斐駒ケ岳です。
この日は素晴らしい快晴で、振り返ると中央アルプスの山並み。
右方向に目を向けると、遠く富士山が頭を出しています。
甲斐駒ケ岳が近づいてきました。
山頂へは岩稜帯を登る直登コースを行くため、全員ヘルメットを装着します。
こんな岩場を、
延々と登ること、
1時間余り。
遠くから見ると「ひょえ~っ!」と思った険しい岩場も、
登ってみるとそれほどのこともなく、全員危なげなくクリア。
登山セミナーで岩登りの練習をしてきたおかげです。
スタートから5時間。
ゆっくり登ったので予定より時間はかかったものの、
全員無事頂上に到着。
雲一つない快晴で、日本最高峰の富士山、その次に高い北岳、
そして3番目に高い間ノ岳の三座を見ることができました。
頂上の岩の上ではこうやってみんなポーズをとっていたけど
私はちょっと怖かったのでパス。
この岩の上のおっちゃんが登山セミナーの校長で、今回の山行のリーダー。
若い頃は六甲縦走路56kmを6時間で走破したというバリバリの山男です。
山頂で30分ほど休憩をとって、下りは砂礫帯の巻き道を通って下山。
休憩も含めて約9時間の山歩きでした。
実は2週間前に行った北八ケ岳で高山病になって、
頭痛と吐き気でへろへろになったので、
今回は不安を抱えながらの登山でした。
でも、事前に処方してもらった高山病の薬がよく効いて
思った以上に快適に歩くことができました。
普段よく歩く六甲山は、「登山」ではなく「ハイキング」レベルだと言われるけど、
夏の暑い六甲を、コースタイム通りに5,6時間歩く体力があれば、
そこそこの山は登れるのではないかなと感じました。
さて、次の目標は、来年3月の六甲全山縦走です。
今回一緒に登った仲間もチャレンジすると言うので、
すっかりその気になってます!!
まだ半年以上あるので、引き続きスロージョギングと山歩きで体力づくりに励みます。