山あるき歴5年目にして初めて3000m峰に行ってきました。
といっても、ここ乗鞍岳は、標高2702mの畳平までバスで行けるので、
実際に歩くのはほんのわずか。
ただ、いきなり高地に来てしまうので身体が順応できず、
少しの上り坂でも息が切れて足が重たく感じられます。
写真の奥に見える建物が、この日宿泊した銀嶺荘やバスターミナル。
ちょうどバスが乗鞍スカイラインを走ってます。
ここは木道が設置されたお花畑。
初日は身体を慣らすために、標高差70mの大黒岳に登って、あとはお花畑の散策です。
大黒岳には高山植物の女王と呼ばれるコマクサが群生していました。
小さくてわかりにくいけど、ピンクの花がコマクサ、
紫の花はイワギキョウやチシマギキョウです。
珍しい白色のコマクサ。突然変異だそうです。
残念ながらピンクの花はアップでとらえられず。
ツアーに参加すると、写真もなかなか思うようには撮れません。
ヨツバシオガマ。
ハクサンイチゲ。
コウメバチソウ。
イワギキョウ。
ほぼ同じ形と色のチシマギキョウも咲いていて、
ガクが開いている方がイワギキョウで花も小さ目です。
なんとかカラマツ? うーん、名前忘れました。
他にもチングルマ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ
シナノオトギリソウ、イワツメクサなどなど
高山植物が咲き乱れていてまさに天空のお花畑です。
気温はさすがに低くて、3月末から4月初旬くらいの服装でちょうどいい感じ。
半日前まではうだるような暑さの中にいたことを忘れそうです。
夜になるとさらに気温は下がって、宿の前に出て星空を眺める人の中には
ダウンを着こんでいる人もいました。
宿の明かりのせいで満天の星空とまではいかなかったけど、
初めて天の川も見ることができました。
この夜は食事をしているうちに頭がぐるぐるしてきて、
おまけに頭痛もするしで、ひょっとして高山病かもと不安になって、
頭痛薬を飲んで早々に眠りました。