またもやすっかり病気ブログと化してますが、
今度は久々に私の白内障の話の続きです。
白内障が見つかったのは5年ほど前。
当時のかかりつけ医にしつこく手術を勧められつつも
自分ではそれほど不便さを自覚してなかったことや
あとになるほど眼内レンズが進化するだろうし
ひょとしたら多焦点レンズが保険適用にもなるかもしれないしと
淡い期待を抱いてそのままにしてきました。
でも、最近は夜道を歩いていて前方から車がくると
ライトに目がくらんで周囲が見えなくなるし
(なので夜道は懐中電灯を持って歩きます)
昼間の外出でも、お天気のいい日はまぶしくて
街全体に薄い霞がかかっているように見えるんです。
さすがにそろそろよねと感じつつ、
内心では「それほど急ぐことないよ」と言われるかもと
ここに至って、まだ往生際の悪いことを考えていたんですが、
病院で検査を受けたところ、やはり手術をした方がいいとのことでした。
進行の程度はそれほどではなくても、
水晶体のにごりが中心部にかかっているため、
よけいに見えにくいのだそうです。
眼内レンズは期待通り進化していました。
単焦点レンズと、遠・近にピントが合う二焦点レンズに加えて、
遠・中・近にピントがあう三焦点レンズが使われるようになっているんです。
ただ、三焦点レンズは性能が良くなったとはいうものの、
人によって合う合わないがあるし、術後の満足度にも個人差が大きいのだとか。
おまけに保険がきかないのでレンズの費用が片目で45万円くらいかかります。
単焦点レンズは一番シャープに見えるし健康保険が使えるものの、
遠くに焦点を合わせた場合は手元を見るための
近くに焦点を合わせた場合は遠くを見るためのメガネが必要になります。
私の場合は、日ごろからメガネを掛け慣れていると言ったら
検眼の方に即、「単焦点レンズがいいですね」と言われました。
どうしてもメガネを掛けたくないという人や、
若くして手術をする人などは多焦点レンズを検討することになるのでしょう。
そんなわけでトントンと話が進み、初回は精密眼底検査や精密眼圧検査
屈折検査など7種類の検査をうけ、手術の日取りとそれまでの検査日や
先生の受診日の予約を終えて帰ってきました。
めちゃめちゃ患者さんが多い病院で、先生が何人もいるにもかかわらず
受付から会計終了までに、なんと4時間もかかりました。
病院からは60ページ近い手製の冊子を渡されました。
そこには手術前後の注意事項や白内障手術の説明、眼内レンズの説明、
手術後の見え方やリスクの説明などがびっしりと書かれています。
この冊子を読むと白内障のことがすごくよくわかり、
もうガッテン、ガッテン、て感じ。
手術への不安もずいぶん払拭されました。
なにより、話を聞いただけではすぐに忘れてしまうので、
こうして冊子になってるとすごく助かります。
あとはまな板上の鯉……になる前にまだ検査があるけど、
このもやーっとした視界がスッキリ良好になるのかと思うと
ちょっと楽しみでもあります。