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「86歳の母が胃の全摘手術をうけました」の記 ●その2 突然の吐血

母はこの数年、すっかり食が細くなっていて、
特に今年に入ってからは夕方になるとのどが詰まると言って、
ますます小食になっていました。

年をとったから仕方ないのかなと思いつつ、実家に行くたびに
「食べないと悪循環でますます食が細る」と口うるさく言ってみたり、
「メイバランス」という高たんぱく飲料を送って
毎日飲んでもらったりしていました。

ただ、数年前にピロリ菌の除去をしていたこと、
痛みなどの自覚症状がなかったことから、
胃がんを疑うことは全くなかったんです。

吐血したのはちょうど私が実家に行った11月14日の夜のこと。
いつもと変わった様子はなく、
9月の肺炎以来ずっと続いていた微熱もおさまってきて、
むしろ元気そうに見えたくらい。
なので、兄からの電話でその夜に吐血したと聞いて、
信じられない思いでした。
翌15日、かかりつけ医から紹介されたI病院で胃カメラを飲み、
そこでは対応できないからと、さらに大きな病院に入院。

胃カメラの検査で、胃の入り口あたりに5センチ大の腫瘍があって
そこから出血していることがわかりました。
入院の翌日、病院に母を見舞うと体を起こすこともできない状態でした。
この日もまた、胃カメラで出血が止まっているかどうか確認したそうです。
吐血してから3回目の胃カメラ。
弱り切った高齢者に何回胃カメラ飲ませるんやとちょっと憤慨したのですが、
入院したA病院の胃カメラはもちろん必要な処置なわけで、
母に言わせるとそれほどしんどくもなかったそうです。

母も心配だけど、同じくらい心配なのが父でした。
両親は二世帯住宅で兄家族と住んでいますが、
普段の生活は全く別で、認知症の父の介護も
基本、母がやっていたんです。
なので、母がいなくなると、父をどうするかという問題が
たちまち浮上してくるというわけです。
兄夫婦は二人で美容室をやっているので、
両親の介護に手をとられるとお店がたちゆかなくなります。

幸い、ケアマネさんがすぐに駆け付けてくれて、
週に4回通っていたデイサービスにショートステイを組み合わせることで
兄夫婦への影響は最小限に抑えることができたのでした。

とはいえ、それはこちら側の都合で、
父にはかなり無理をさせてしまったことも事実です。
母を見舞ったあとで実家に寄って、
デイから帰ってきた父と夕食を食べたのですが、
いつも同じことを繰り返ししゃべる父が
口数も少なく、本当にしょんぼりしてしまって。

デイでも、ずっと母のことを心配していたそうです。
母がいるといつも、ごはんの食べ方が汚いとか、
同じことばかり言うとか叱られてばかりなのに、
それでもやっぱり、いないと寂しいんですね。


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by mell1999 | 2016-12-16 09:00 | 胃がん | Comments(0)