昨日は森林整備ボランティアの活動で、ひさびさに社家郷山(しゃけごうやま)へ。午前中は山に入って、山桜の種を採取しました。
これが種。白っぽいのは、果皮がとれて種だけになっていますが、黒いのはまだ果皮がついています。
果皮には発芽抑制物質が含まれているので、2,3日水につけてすっかりこすり落としてから種蒔き用土に蒔きます。
みんなで分けて持ち帰り、それぞれが3年ほど育ててから、また山に持って行って植えつける予定です。
自分が育てた桜が山で咲いてくれたらちょっとうれしいなあ。
頑張って育てなければ! と、その前に発芽するかどうかが問題です。
山ではちょうどコアジサイがあちらこちらで咲いていました。
六甲山系では普通に見られる花です。
ガクアジサイのガクをとったらこんなですね。
葉っぱもアジサイそのものです。
園芸種のアジサイを見慣れた目にはものすごく地味だけど、山の中で見ると、薄紫のボウッとした花が緑の中に浮かび上がって、なかなかきれいなものです。
山を歩いていると、ゴムが腐ったようなものすごーく嫌なにおいが漂うスポットがありました。
匂いの元はこの花。
これもアジサイに似ています。あまりに臭くて撮影もいい加減になっちゃいましたが、花そのものは結構きれい。
いったいどういう戦略でこんな嫌な匂いを漂わせているのでしょう?
この匂いを好む虫でもいるのかしら。
この日は、先日の台風の影響で、いつも歩く道が一部冠水していました。そして、雨で流されてきたのか、動物のものらしき白骨が山道の途中にバラバラと。
あごの骨にはまだ歯がついているものだから、なんだか生々しい。
大きさからして瓜坊のもののようでしたが、山に詳しい人に見てもらうとか言って、みんなして拾い集めていました。
でも、私は気持ち悪くてまったく手が出せず。山桜の種を拾うときも、泥の中に手を突っ込むのが気持ち悪くて、もっぱら木の方ばかり見上げていたんですよね。
以前やった堆肥づくりでは、鶏糞が飛び散るからいやだーとか思って、水運びばかりしていたし。
こんなんでは山で作業なんてできないやん、とあとで反省したのでした。