朝日新聞の夕刊に週に1回掲載される、コウケンテツさんの「思い出しレシピ」。
簡単でとてもおいしいので、時々作っています。今週は、韓国の常備菜が載っていました。「いつも食卓に美人のもと」というキャッチフレーズにひかれ、さらに一人暮らしで手抜きになりがちな私にはもってこいと、早速作ってみました。
黒豆と桜エビの炒り煮。ちょっと固めのお豆がかみしめるほどに味わい深い一品。
こちらは煮干しのコチュジャン煮。コウさんのレシピよりコチュジャンを少なめに(もう残りがなかったので)、長ネギをたっぷり目に(いっぱい切ってしまったので)作ったんですが、とても美味しくできました。
コウさんは「ご飯にあうんですよ」と記事の中でにっこりされてますが、お酒にはもっと合いますよ~。なんたって、体にいい! そして、めっちゃおいしいです。
ところで、昨日のNHKの「クローズアップ現代『食がいのちを救う』」には驚きました。今の若い人たちの中には、お菓子やアイスクリームが主食だという人が少なくないというのです。うちのメルちゃんでさえ、お肉と野菜と果物を毎日欠かさず食べているというのに!
若い人ばかりではありません。画面に登場した40代くらいの作家さんは、主食はカップヌードル。栄養は1日300錠60種(だったと思う)のサプリメントで補うというのです。
そのことに何の危機感もいだいていない若い女の子やその男性の顔を見ていると、こんな食の実態がひろがっていったら、こりゃ日本の将来は暗いなと、暗澹たる気持ちになってしまいました。
国は食育に力を入れていますが、あの若い人たちには、食育なんていっても伝わらんでしょう。コウケンテツさんが言ってるように、バランスがとれた食事は「美人を作る」と、食べなきゃブスになると(これは私が言ったんですが)、彼女たちの肩をゆすってあげたい思いです。