六甲高山植物園で「ヒマラヤの青いケシ」が咲いたという新聞記事を見て、早速いってきました。
コンデジで撮ったので、花を1本だけで撮ろうとすると、うまくピントが合わせられなかったんですが、この、世にも美しい青色だけは伝わるでしょうか。
日曜日とあって、園内は結構にぎわってましたが、やはり、青いケシの前が一番人気。こんなきれいな青色があるのかと、天上の花をみるような、不思議な気分になります。上から順々につぼみが開くので、まだ1、2週間は見ごろが続くそうです。
花の名前が確認できなかったのですが、これはたぶんエンゴサク。ボケボケですが、これもケシ科。上のケシよりもさらに、さえた青色です。
クリンソウも今がちょうど見ごろ。
10年ほど前にも見にきたことがあるんですが、記憶の中のクリンソウは、すっかりサクラソウと入れ替わっていたようです。え、クリンソウって、こんなに大きかったっけ、と驚いてしまいました。実際、サクラソウの仲間の中では最も大きいのだそう。葉っぱなんて、びろんびろんに伸びてます。
アルプスの花のコーナー。岩カラクサが満開です。
コマクサ。かれんです。花の形が馬の顔に似ているから駒草なんだとか。
紅どうだん。
フタリシズカ。お能の二人静からとった名前だと聞きましたが、いい名前です。ドクダミだって、こんな名前をつけてもらっていたら、もっと愛されたかも。
ヒオウギアヤメ。奥がチョウジソウ。我が家のチョウジソウは4月末に咲き終わったのに、高山では今が満開。切り花のブルースターと同じ仲間と聞いて納得。チョウジソウもブルースターも、切ると白い汁がでます。
オオバオオヤマレンゲ。
赤いシベが印象的です。
キエビネ。
ゲラニウム。軽石のようなカラカラの砂地に植わってました。
水辺の景色もしっとりしてすてきでした。
ここだけみると、湿原をハイカーが散策しているかのようです。
ランチはガーデンテラスで食べました。テラスからは大阪湾が一望。
健康なんたらランチ(忘れました)。メインはスズキの甘辛煮。八穀ごはんとオニンスープ、小さなデザートとコーヒーがついて、1500円でした。
ガーデンテラスも花盛りです。
犬との触れ合いコーナーもあって、ちょうどスイス展をやっていた関係か、セントバーナードがいました。子どもたちにぺたぺた触られて疲れたのか、どの犬も熟睡。触ろうが呼びかけようがびくともしません。
犬にひかれてお散歩。最初この箱をみたとき、え?マジで犬に引っ張らせるの? とぎょっとしましたが、さすがに引くのは人間。犬はおやつに吊られてお伴を務めていました。
この日は午前中、曇っていたこともあって、植物園は13度くらいしかなく、とっても寒い思いをしました。見に行かれる方は上着をお忘れなく。