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メルと歩けば

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北京 その2

北京 その2_c0038434_12474482.jpg 観光最終日は、また北京に戻って、万里の長城へ。
 「紀元前に秦の始皇帝が完成させたこの長城は、明代の増築で6300kmにも達した」と、ガイドブックには書いてあるけど、6300kmって、どれほどの長さなんでしょうね。まったく途方もない数字です。
北京 その2_c0038434_1248552.jpg 私は往復1時間ほど長城を歩いたのだけど、ところどころ、きつい勾配になっていて、登りはともかく、下りでは膝に力が入らなくて、手すりにつかまりながらようようの思いで下りてきました。

 歩くだけでも大変なこの長城。きっと、建造中にはたくさんの人たちが、命を落としたり、ボロボロになるまで働いたんでしょうね。どこの国でも権力者というのは、とんでもないことを考え付くもんです。
北京 その2_c0038434_12483152.jpg
 長城のあとは「明の十三陵」へ。これは、明代の13人の皇帝の墓が築かれている一帯のことで、私が見たのは、そのうちの万暦帝のお墓(右は、皇帝と一緒に葬られた皇后の冠)。
 お墓といっても、地下に築かれた宮殿のようなもので(内部の様子はここをクリック!)、またまた私は、「こんなに大きな大理石を運ばされて。きっとたくさんの人が亡くなったんやろなー」なんてことばかり考えながら、見学していたんですけどね。

 当時の皇帝は、自分が即位するとすぐにお墓づくりに取り組んだそうで、できあがると、墓の場所を秘密にするために、建造にかかわった人たちを殺してしまったのだとか。なんとも理不尽! この万暦帝の墓の入り口からも、たくさんの人骨が出土したそうです。

 私たちが行ったのは夕方だったので、見学を終えたとたん、お墓の大きな扉がしずしずと閉じられ、自分が中に閉じ込められる場面を想像してぞっとしてしまいました。

 こうしたお墓は、場所はわかっていても入り口を見つけ出すのが困難で、未発掘の墓も多いそうです。なので、もちろん盗掘もされていません。兵馬俑もまだ発掘途中だし、まだ知られていない歴史遺産が、地下にたくさん眠っているんでしょうね。ほんとに中国ってすごいところです。

北京 その2_c0038434_1248588.jpg この日夕食は、今回のツアーでは一番の豪華版。北京の有名店「全聚徳(ぜんしゅうとく)」の北京ダックディナーでした。

 ここの北京ダックは皮だけじゃなく、身もついてきて、しかも量がたっぷり。以前香港で食べたときは、ほんのちょっぴりしか出てこなくて食べた気がしなかったんだけど、今回はさすがに大満足……と、考えてみたら、北京ダックを食べたのは、あの香港以来のような。確か行ったのは10年以上も前…。次に食べられるのは、何年先になるのかなあ。

 これで、中国の旅のレポートはおしまい。読んでくださってありがとうございます。
北京 その2_c0038434_12492173.jpg

by mell1999 | 2006-09-25 12:50 | 観光 | Comments(10)
Commented by meg at 2006-09-27 00:59 x
北京ダックおいしいよね。でも案外こってりしてて山ほどは食べられへんよね。
万里の長城の坂道思い出したよ。お墓もひんやりしててこわかったね。
だんな様と行ったのかな?
楽しい旅でよかったね、私も懐かしかったです♪
Commented by toto at 2006-09-27 10:57 x
万里の長城、すごいですね。なかなかの急勾配なことが写真でよく分かります。筋肉痛になりませんでしたか?
私だったら、なってしまいそうだな、って思いました。

北京ダック、食べたことないです。すごくおいしそう・・・
いつかそのうち、食べたいな~~。
Commented by ナイトカオ at 2006-09-27 13:07 x
写真じょーずだねー。 北京ダックおいしそう! ワタシ大好きなんだ。(滅多に食べられないからか) 
グレートウォール(長城)ですっころんだワタシ・・ 痛かったよ。結構な距離なかった? 坂とか階段とかだし・・・ トイレに鍵もなくてカバン持ってたんで困ったよ。 しかもドアがちゃんとしまらない・・・ ドア押さえる、カバン押さえる・・  さてどうやって・・ って感じでした(恥)
Commented by sybilla224 at 2006-09-27 15:29
万里の長城、懐かし~い♪
これは私が行ったところとは違うのかも。
急勾配なのに、段差がないって結構怖いですよね。
私はよく事故が起きないなーって思いましたよ。(^_^;)
造る時にはたくさんの人が作るためだけに生まれてきたような状態で使われて、亡くなったらそのまま埋められたらしいですよね。
北京ダックは私も日本で食べるより身がいっぱいだからおいしかったです♪
Commented by そらまめ at 2006-09-27 23:36 x
>megさん
北京は同じとこにいってるね。
まあ、北京観光といえば、はずせないとこばかりだものね。
北京ダックは、あの甘ミソもおいしいよね。
あのおミソがあれば、家でも「なんちゃって北京ダック」ができそうやわ。
Commented by そらまめ at 2006-09-27 23:38 x
>totoさん
筋肉痛は不思議にも大丈夫だったの。
毎日自転車で坂道を上り下りしてるから、ちょっとは鍛えられてたのかも。
万里の長城に行く人は、事前にトレーニングが必要ですね~。
Commented by そらまめ at 2006-09-27 23:41 x
>ナイトカオさん
あの傾斜じゃころんでも無理ないわ。
でも、土の上とちがって、思い切り痛かったでしょうね。
万里の長城のトイレはかなりだと聞いていたので、朝から水をひかえて、
現地ではいかずに済んだわー。
旅行前から計画(?)してたもんねー。
Commented by そらまめ at 2006-09-27 23:45 x
>sybillaさん
万里の長城の急勾配は、雨の日だったら、絶対歩けないと思うわー。
そうでなくてもすべり落ちそうだもん。
ほんと、よく事故がおきないよね。
北京ダックは、本場では身がついてるものなのかな。
だって、皮だけなんてもったいないよね。
Commented by あかんべい at 2006-10-02 00:52 x
万里の長城は僕が小学校6年生の時だから、すでに30年以上も昔、テレビの中国語講座で初めて見て、それ以来、ずーっと行ってみたい所です。(今だに行けてません。)そうですか、そんなに勾配が急なんですか。
北京ダック!さすが、本場ですね。あー、食べたくなってきた!
Commented by mell1999 at 2006-10-02 20:09
>あかんべいさん
この長城を踏破した人はいるのかしらというのが、私が気になっているところです。
ガイドさんは「さあ~」と気のない返事でした。
中国の人は、あまりそういうことに関心がないんでしょうかね。
勾配はゆるやかなところもありますが、私たちが言った場所は二手に分かれていて、なぜか勾配のゆるいほうは中国人、急なほうは外国人が登っていたので、右にならえしました。