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リライトを担当した本です

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リライトを担当した講演録が、本になりました。
この講演会は、認知症の医療やケアにかかわる人や、
介護をしている家族など当事者が集まって開かれたものです。

私は講演会には参加しなかったので
講演会の様子をDVDで確認しつつ
テープ起こし原稿を元に原稿整理をしたのですが、
仕事をしながらすごく感動しました。
認知症患者や家族のことをこんなに一生懸命考えてくださる
お医者さんや介護の専門家がいるんだなあって。

ちょうどうちの父に認知症の症状が出ていたので
すごく参考にもなりました。
一番学んだのは、「医療や介護との出会いのポイントを
前倒しにする」ということ。
いよいよひどい状態になってから介護にアクセスすると
介護サービスを提供する側も対応が難しいのだそうです。

それで、早速母にも、父の介護認定を受けた方がいいと
すすめたのですが…
まだ早いとか、父がデイサービスを利用するようになって
世話をしなくなったら自分がボケるとか、同居の兄夫婦に対して
あてつけがましいとか言って全然その気なし。

さんざん父の世話が大変だと愚痴っていたのに~。
それに、兄夫婦も仕事があるんだから、
自分たちの手間が減って不満があるはずないやん。

そう言っても煮え切らなかった母ですが、
それから数カ月して突然、「要支援1の介護認定を受けて
デイサービスに通うことになった」と電話がかかってきました。

どうやら、かかりつけのお医者さんから勧められたそうです。
お医者さんに言われると、素直に受け入れられるんやね。

母自身は介護認定を受けていないのですが、
ずっと足の痛みが続いていて長時間の立ち仕事が大変なので
これを機に、生協の「まいくる」という夕食宅配サービスを
利用するようになりました。

食べ物の許容範囲がすごく狭い母が(つまり、人の味付けに
文句ばかりつけるの)、宅配の利用を決断したのだから、
よくよくしんどかったんでしょうね。

親が老いていくのはやっぱりせつないけど、
身を持って、私に勉強させてくれてるんだなと思うこのごろです。
by mell1999 | 2012-10-01 11:41 | 仕事 | Comments(4)
Commented by ゆかりん at 2012-10-01 14:21 x
興味深い本です。
うちの実家はまさに老老介護中・・・先日、初めて一人で特養を見学してきました。(ああ、こんなところに父を入れたくないと痛感)
うちの母にも宅配サービスを勧めているのですが、素直に聞き入れてくれなくて、困っています。
そらまめさんがおっしゃるように、親の老いはせつないけれど、これほどじっくり親に向き合う機会もないかもしれません。
(ぜひ近いうちに読ませていただきます~)
Commented by mell1999 at 2012-10-01 22:12
>ゆかりんさん
いずこも老老介護ですね~。
あの年代の人は、なかなか介護サービスを素直には
受け入れられないみたいですね。
それだけに、母が宅配を利用し始めたのを見て、
まだ嫌だとかなんとか言ってるうちは元気だったんだなと
思ったりもしました。
何を手伝わけでもないけど、これからもう少し頻繁に
顔を出してあげたいなと思っています。
Commented by 1go1ex at 2012-10-02 10:03
いい仕事をしたんやねえ。
また実績が一つ、増えましたね。

うちも義母がますます衰えて大変なんだけど、いまだに介護サービスや宅配サービスは利用しようとしません。
私が週1回でも行ってあげるといいんだけど、それも「大丈夫」というし。
なんとかご飯のしたくと洗濯だけはやっているみたいです(掃除は同居している義弟が週1回やっている)。
大変だろうけど、それをやめたら寝たきりになっちゃうだろうし…。
いつも気になりながら、ちっとも動けないのがジレンマです。
せめても、と思って、夫をせっついて、ちょこちょこ電話を入れさせるようにしています。
Commented by mell1999 at 2012-10-02 19:24
>わびさびさん
介護保険のことは何年も全然勉強してなかったから
結構苦労しました。
でも、形になるとうれしいね。

80代になると、もう会うたびに衰えていくって感じですね。
近くなら色々手伝ってあげたいけど、おっしゃるように、
自分でできる間はやってもらう方が、少しでも衰えが
防げるかなとも思います。
ご主人はちゃんと電話してはるんやね。
自分のことを気にかけてくれる人がいるって思うだけでも
はりあいになるよね。