遺跡の多くは祈りの場所なので、仏様がいらっしゃるところがあります。
(この仏様はどの遺跡におわしたのか、忘れてしまいましたが…汗)。
あ、仏様だ~と手を合わせようとすると、横からスッとお線香を手渡され、なにげなく受け取ってお供えすると、「1ドル、1ドル」とお金を要求されます。
「お布施なんだから気持ちでいいんじゃないの」と、買い物した時にお釣りでもらった現地紙幣をおさい銭箱に入れようとすると、「ノー、1ドル、1ドル」としっかりチェック。
まあ、別に1ドルでもいいんですけど、強要されるとなんとなく面白くないんですよねー。
こちらはカンボジアの狛犬。すごい曲線美。きゅっとしまってます。
午前中の観光を終えると、いったんホテルに戻って昼食をとり、小一時間休憩。
カンボジアは暑いので、現地の人も昼休みをたっぷり取るのが普通だそうです。
ただ、今はちょうど乾期だったので、暑いといっても30~32度くらいだし、それほど湿度も高くなかったので、汗をだらだらかくほどではありませんでした。
最も暑くなるのは雨季が始まる4月で、45度くらいになることもあるそう。絶対に行きたくないですねー。
午後は、有名なアンコール・ワットへ。5本の塔が建っていて、見る場所によって本数が変わって見えます。
アンコール・トムと同じ砂岩でできていますが、造った時期がトムより早いので、丈夫ないい石が使われていて、彫刻も精密に彫られているそうです。
こーんな急な階段を上っていきます。
写真ではわかりにくいけど、このあたりの地面はどこもレンガ色をした赤土です。ちょっと人が歩いたり車が通ると赤い土煙りがもうもうとたって、口の中にも細かい砂の粒が。ぬれタオルで首筋をふくと、タオルまで赤く染まります。
午後5時ごろになると、今度はプレ・ループという遺跡に移動。ここは10世紀ごろに建てられたもので、火葬場だったそう。この遺跡は砂岩ではなく、ラテライトという赤い石でできています。
ここは夕日の名所で、夕方になるとたくさんの人が登っていきます。
遺跡から見る夕日。カンボジアの平原に落ちていく夕日です。
……ここでやっぱり感動するんでしょうね。普通。でもこれといった感慨もない私。感性が枯渇しているんでしょうか(トシのせいにしておこう…)。
それよりも、急な階段をまた降りないといけないので、日が沈んで暗くなったら怖いやんと、早く降りることばかり考えていたのでした。
夜はバイキング料理を食べながら、民族舞踊のアプサラ・ダンスを鑑賞。手の動きがとても優美です。
ヒンドゥーの舞踊なので、バリダンスと似ています。
踊り手さんの指のそり方がすごくて、見ているとつい真似をしてしまいますが、絶対にこんなふうにはそりません。
きっとみなさん、子どものころから練習を積んでこられたんでしょうね。
9時前にホテルについて、その後ホテルでマッサージをしてもらいました。60分で13ドルほど。
観光客値段でもめちゃめちゃ安いです。でも、私が日本でたまに行く「手もみ庵」の方が上手でした。
翌朝は5時に起きて、「朝日に映えるアンコールワット鑑賞」です。